|
|||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||
我々の取り組み(研究テーマ) |
|||||||||||||||||||||||
| 尿路悪性腫瘍 | |||||||||||||||||||||||
| a. 腎がん | |||||||||||||||||||||||
| 文部科学省研究費を受けて11C-acetate PETによる嚢胞性腎がんの診断に関する研究を行っている。腎がんのうちでも嚢胞型のものは良性疾患との鑑別が難しい。がん細胞に比較的選択的に取り込まれる11C-acetateを利用し診断精度を向上させることを目的としている | |||||||||||||||||||||||
| b. 腎盂尿管がん・膀胱がん | |||||||||||||||||||||||
| 再発膀胱がんに対するBCG膀胱内注入療法は副作用が強く、継続困難症例も多い。平成18年度より臨床研究としてゲムシタビンを用いた膀胱内注入療法を開始した。本剤はBCGより自他覚的副作用は少なく、かつBCG と同等またはそれ以上の抗腫瘍効果が期待されている。 | |||||||||||||||||||||||
| c. 前立腺がん | |||||||||||||||||||||||
| 文部科学省研究費やCOE若手奨励研究費を受け、また高エネルギー医学研究センターとの共同研究で、11C-acetate PET を用いた前立腺がんに対する根治療法後、PSA上昇時の再発病変の局在診断における有用性について研究している。再燃初期にもその部位を同定できる可能性がある。また、従来のRIスキャンによる骨転移部位診断の精度を高める目的で、18F-fluoride PETを用いた新規検査を始めた。18F-fluoride PETでは解像度の高い画像が得られるため、骨シンチでは偽陰性となりやすい微小骨転移病変を検出できる可能性が期待される。基礎研究では、米国ワシントン大学との共同研究として、18F-fluorothymidine (FLT)を用いたホルモン抵抗性前立腺がんに対する抗がん剤の抗腫瘍効果のモニター法開発を、前立腺がん培養細胞や動物モデルを使って研究して多くの報告を行った。また、前立腺がん細胞に対する新しいモノクローナル抗体を用いたPET画像診断の基礎的検討について東北大学泌尿器科グループとの共同研究として開始した。平成18年度から限局性前立腺がんに対する小線源治療(ブラキセラピー)を開始した。 | |||||||||||||||||||||||
| 腎移植 | |||||||||||||||||||||||
腎移植は末期慢性腎不全の治療において、生活の質や予後を考慮した場合、最も優れた治療法です。血液透析や腹膜透析の進歩にも著しいものがありますが、腎移植が医学的・社会的に可能な患者様は腎移植を選択することをおすすめします。 献腎移植に関係するデータ等は(社)日本臓器移植ネットワークのホームページで御覧になれます。 |
|||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||
| 福井県腎臓バンク 住所:福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3 福井大学附属病院内 電話:0776-61-3773 また、献腎情報は24時間対応の電話0120-22-0149までお寄せ下さい。 |
|||||||||||||||||||||||
| 排尿障害、特に脳/脊髄の障害に起因する神経因性膀胱 | |||||||||||||||||||||||
| 1.脳血管障害 | |||||||||||||||||||||||
| 高齢化が進む現在、頻尿・尿失禁はWHOが掲げる最重要課題の1つとなっています。脳血管障害に伴う尿失禁は、患者様の社会復帰に向けての大きな障害となり、またこの時期の排尿管理は多額の医療費と多くのマンパワーを必要とするきわめて重大な問題です。しかしながら脳血管障害に伴う神経因性膀胱の本態の解明はこれまで全くなされておらず、現在行っている治療は満足のいくものではありません。 これまで世界に先駆けて頻尿・尿失禁の動物モデル(脳梗塞ラット)を考案し、その脳内メカニズムを生理学的遺伝子学的に検討してきました。これまでの一連の研究により、脳血管障害に伴い生ずる頻尿・尿失禁は記憶/学習に関与すると推測されている海馬の長期増強(long-term potentiation,LTP)に非常に類似していることが解明されました。すなわち脳梗塞時脳幹部の橋排尿中枢では、興奮性神経伝達物質であるglutamateのN-methyl-D-aspartate (NMDA) 受容体開口に始まる一連のシグナル伝達と最終的には新たなmRNAと蛋白質の合成が必要となることが解明されました。protein kinase A inhibitorによるシグナル伝達の阻害や、核内遺伝子の転写阻害が、fos familyやzif268といった神経可塑性関連遺伝子の発現をdownregulationし、また排尿反射亢進をその発生の時点より遮断しました。従って転写因子としてのc-fosやzif268で制御される下流遺伝子の存在が示唆されたわけです。さらに当施設ではCOX-2/nNOSが尿失禁遺伝子である可能性を示す成果も得られています。 |
|||||||||||||||||||||||
| 2.加齢 | |||||||||||||||||||||||
| 加齢の典型的モデルは今だ考案されていませんが、脳の加齢はアセチルコリン系の機能低下が主徴であると言われています。当施設ではアセチルコリン系の機能低下を来した痴呆モデルや老化ラットを用い、それに伴う頻尿/尿失禁の脳内メカニズムを解明してきました。今後さらに研究を発展させ高齢者にみられる排尿障害の本質に迫る治療を目指しています。 | |||||||||||||||||||||||
| ストレスと性機能 | |||||||||||||||||||||||
ストレス過多の現代社会においては誰でもが勃起不全を主体とした心因性性機能障害に陥る危険性を内在しています。これまでヒト心因性性行動障害モデルと考えられる社会的ストレスを与えた雄ラットを用いて性行動低下とテストステロンの関係を検討し、またテストステロンの補充やドーパミン系薬剤の効果を検討、さらに性中枢と考えられる内側視索前野における遺伝子の発現を観察してきました。 社会的ストレスに起因する性行動障害には遺伝子発現が関与していることを初めて報告しました。内側視索前野におけるc-fosの発現は、社会的ストレスによる性行動低下と関連があること、またその発現には血清テストステロンも関与していることが示唆されました。今後ニューロステロイドも含め治療に結びつく実際的な研究を行っていく予定です。 |
|||||||||||||||||||||||
![]() |