
石塚 匡晴(看護師)
精神看護
患者さんのこころとからだを総合的にとらえた質の高いケアを
近年、身体疾患治療のために入院する精神疾患を持つ患者さんや、身体疾患治療の過程で精神的な問題を新たに抱える患者さんは、決して少なくありません。身体疾患の治療過程における様々な要因によって、精神症状が表れた場合、患者さんの苦痛は大きく、一方で関わる医療者も大きな困難さを感じることがしばしばあります。そんなときに医療者が患者さんの精神と身体を総合的にとらえられるよう支援したり、専門的な精神科的治療と看護を提供することを活動として行っています。私の活動によって、患者さんの苦痛と医療者の困難さが軽減し、患者さんと医療者がベストな状態で治療に臨んでいけるようになるための支援ができればと思っています。

広瀬 知美(看護師)
小児看護
子どもと家族の笑顔のために、ともに寄り添う看護を
小児看護は、患者である子どもだけでなく、両親やきょうだいなど家族への看護も大切となります。辛く苦しい闘病生活を行う子どもたちが少しでも笑顔になり、入院生活を過ごせるように支えたいと思います。子どもの目線に立ち、しっかりとコミュニケーションをとり、過ごしやすい雰囲気を作り、子どもの成長・発達に合わせた看護を目指しています。そして、子どもの闘病生活を支えている家族の不安を少しでも取り除けるように、家族との信頼関係を築き、ともに悩み考え、家族の思いに寄り添った看護が実践できるように関わっていきたいです。

牧野 路子(副看護師長)
がん看護
最善のために、迷いを支える
がん患者さんとそのご家族は、治療の選択、がんやがん治療に伴う症状の出現、仕事や家庭の調整、再発の不安など複雑な思いを抱え生活しています。また、症状緩和に難渋し死と向き合う患者さんを間近でケアするスタッフも苦悩を抱えています。どんな状況でもその人らしく生きるために一歩踏み出す勇気を持ちたいという思いからがん看護専門看護師をめざしました。生きることにこだわり、何がよりよい選択・ケアなのか、患者さんとご家族やケアするスタッフと一緒に悩み考えともに歩む存在でありたいと思っています。

大嶋 理恵(副看護師長)
専門看護分野 災害看護/認定看護分野 救急看護
日々精進、全ては患者や家族、地域の為に
救急初期治療や災害看護の急性期は患者や家族と接する時間が短いため、ゆっくり考えて行動できることは少なく、それまで学んだ知識やスキルを短時間で行動に移さなければなりません。そのために、取得した後も、最新の知識を取得しトレーニングを継続することを心がけています。日々の努力は大変ですが、それが後に患者や家族のためになったときの充実感には代えられません。皆さんと知識やスキルを共有し、一緒に働けることを楽しみにしています。

髙野 智早(副看護師長)
専門看護分野 がん看護/認定看護分野 がん性疼痛看護
寄り添う 信じる
自施設は大学病院という特徴から、多様な病期および治療経過のがん患者さんがおられます。そのため告知後のショックや治療に関連した苦痛、終末期の緩和困難な苦痛などの複雑なつらさを抱えた患者さんを前に、医療者もまた苦悩することがあります。私が所属する「緩和ケアチーム」は主治医と看護師を支える役割を担っています。患者さんやご家族はもちろん、主治医や看護師が困った時に、身近な相談者となれるよう心がけています。また、今後は臨床だけでなく研究や教育にも力を注き、最終的に緩和ケアが当たり前の医療となり、患者さんに質の高いがん医療が提供されることを目標に活動していきたいです。