ワークライフサポート班発足の経緯
平成21年より部分休業制度が設置され、出産後の看護師のほとんどがこの制度を利用し夜勤免除をしています。そのため、退職者が35人程度であるに関わらず、夜勤要員確保のために70人以上の新卒看護師や中途採用を行い7:1を維持している状態が数年続いています。現場は1~3年の若い看護師と子育てを終えたベテラン看護師が大半を占め、もっとも実践力のある20代後半から40代前半の看護師は夜勤をしておらず、ベテラン看護師への負担や看護の質の低下を招きかねない現状となっています。
そこで、ワークライフバランスを保ちながらも働く女性の専門職集団としてすべての年代の職員が協力し合い、層の厚い看護職集団として力が発揮できるようにする目的で発足しました。
結婚や妊娠予定の看護師に、今後の仕事や生活設計に必要な情報を提供し、看護師としてのライフスタイルを見据えた仕事の続け方を支援、既卒・中途採用看護師および育児休暇復帰後の看護師がスムーズに職場に慣れることができるよう、教育計画を立案することを目標として活動しています。2015年に産前休暇、育児休暇者を対象に年に1度ママナースカフェを開催し、2017年からはパパナースや、院外からも参加を募って活動しています。
ママパパナースカフェ
当院では、ワークライフバランスを保ちながらも働く女性の専門職集団としてすべての年代の職員が協力し合い、層の厚い看護職集団として力が発揮できるようにする目的で、年に1度産休・育休スタッフを対象にママパパナースカフェを開催しています。2017年度からは院外からの参加も可能となっており、仕事と子育ての両立について、同じ悩みを持つ者同士、よい情報交換の場となっており、職場復帰しやすい環境を整えています。
- 今年は院外からも出席されました。
-
副部長より復帰への心構えについてのお話です。
真剣に聞いています。 - パパ、ママがお話中は子守のナースが一緒に遊んでくれます。
- 福井銀行から子供の将来にかかるお金の話をしています。
- パパナースより自身の子育て経験談を語ってもらっています。
- グループワークで日ごろの子育ての悩みなどをパパ、ママ同士で情報共有しています。