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私はいったいどこで相談したらいいの?

総合診療部 伊藤 有紀子 助教 林 寛之 部長・教授

「総合診療部」って何?

「半年前から○○の症状があるけど、どこに相談に行けばいいのか分からない」

どんな方も体の不調を感じることがあるでしょう。ほとんどの方は自然に治っていきますが、一部の方は体の不調を抱えたまま日常生活を送られたり、症状について、かかりつけの先生に相談してもスッキリしない方もいます。

大学病院はそれぞれ専門分化しているため、どこで相談したらいいか分からないという声をよく耳にします。当科は、患者さん自身を全体的に捉えて診療することを得意としています。また、患者さんの症状の中から病気への診断を探ることも得意としています。どこに行けばいいか分からないときは、まず当科に相談してください。当科で診療することもありますし、必要ならば専門科に紹介することもあります。

また、かかりつけの先生に相談してもスッキリしない症状について悩みを抱えている場合には、可能であれば、かかりつけの先生からの紹介状を持参されると、より詳しい診察ができます。当科も2017年4月から新しく外来ブースが増え、プライバシーの守られた空間で診察を行っています(図、写真1)。お気軽にお越しください。

図 総合診療部の診療とは?

写真1 総合診療外来

こんな患者さんを診察します

総合診療部外来(写真2)

写真2 診療風景

月~金曜 午前9時~午前11時まで
*医療相談は午前8時30分から
*初めての方も診察はできますが、可能なら紹介状があると、より詳しい診療ができます。

医療相談後、当科では主に以下のような患者さんを診察しています。

  • 診断がついていない
  • 急性の風邪や腹痛などの症状がある
  • 健康診断で引っかかった
  • 多くの臓器の症状が複雑に絡み合っている
  • 身体的な問題だけでなく、心理・社会的な問題も絡んでいる

このような患者さんを診察するのを得意としています。患者さんの健康にとって切実な問題についてはどんなに些細なことにでも、きめ細かく対処するよう努め、必要に応じて専門診療科に相談します。

また状態が安定してきたら、「地域のかかりつけ医」を持つようにお勧めしています。

特色

診療において患者さんの健康上の問題を広い視野から対処し、患者さん一人ひとりの良き相談相手になることを目指しています。

禁煙外来

タバコをやめたくてもやめられない、喫煙習慣に悩んでいる方はいませんか?

タバコが体に悪いということは分かっていてもやめられない、そんな方は多いのです。それはニコチン依存症という病気です。この病気は自分ひとりではなかなか達成できません。病院のサポートを受けながら、禁煙を続けてみませんか?

当科では、毎週水曜に禁煙外来を行っています。医師や看護師が患者さんの喫煙歴をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方や治療の経過を見守ります。禁煙中に吸いたくなるような症状が起こっても、診察で相談することによって続けていくことができます。条件を満たせば、健康保険などを使って禁煙治療が可能です。

「身近な人がタバコを吸っていて心筋梗塞(しんきんこうそく)になった」「孫が生まれるからそろそろ禁煙してみようかな」など、タバコの害が気になったときこそがタバコをやめる一番の機会です。禁煙を考えている方は、ぜひ相談してください。

禁煙外来の予定(写真3、4)

完全予約制です。禁煙に興味が出たら、まずご連絡ください。
【日時】毎週水曜 14時~
初回の診療では健康保険を利用できるか、ニコチン依存症かどうかをチェックします。12週間を基本とし、その間に5回の診察を行います。
【連絡先】0776-61-3111(内線5199)

写真3 禁煙外来(予診の様子)

写真4 禁煙外来(診察の様子)

永平寺町立診療所を新設します

福井大学病院のほど近くに、福井大学と永平寺町が協力して、永平寺町立診療所が2019年4月に新設されます。当初は、総合診療部からの常勤医師1名、総合診療部・救急部からの非常勤医師数名で、診療にあたります。平日午前は外来診療、午後は訪問診療を行います。

福井大学病院との連携により、
★入院-外来-在宅️を包括的に診療します。
★多職種連携教育・実践します。
★地域包括ケア教育・実践します。

診療所が開設されることで、永平寺町のみなさんはじめ、地域のみなさんの状態にあわせて、より身近で、包括的で、継続した医療が展開できると考えております。また多職種と連携しながら、病気の治療だけでなく、病気の予防、健康づくりのお手伝いも行っていきます。
福井大学病院はじめ、永平寺町立診療所を、よろしくお願いいたします。