第28回福井県母性衛生学会総会並びに学術集会及び市民公開講座が開催されました。
6月21日に福井県母性衛生学会主催の第28回福井県母性衛生学会総会ならびに学術集会が、福井医療短期大学江上ホールで開催されました。また、学会に先立って20日にはアオッサの福井市地域交流プラザにおいて、学会では初の試みである市民公開講座を開催しました。
市民公開講座では、聖マリアンナ医科大学の鈴木 直教授及び本学医学部看護学科の上澤悦子教授による特別講演が行われ、一般市民の方々を含む約70名の方々が熱心に聴講されました。
翌21日の学会のワークショップでは、テーマを「周産期医療と先天異常」と題し、医師や看護師による症例報告及び金沢医科大学病院遺伝子医療センターの新井田要教授による「周産期遺伝医療の実際-今起きていること、これから起こること-」と題した特別講演が行われました。新井田教授は、遺伝診療の歴史や時代背景、母性保護法及び出生前診断(NITP)の今後の展開や問題点を整理することの重要性などを分かり易く述べられ、参加者からも意見や質問が出るなど、大変有意義な時間となりました。午後からの学術集会などを含めると約170名の参加があり、学会は成功裏に幕を閉じました。