子宮体がん患者の子宮温存による出産についての記者発表を行いました
1月30日(月)、本院産科婦人科 吉田好雄教授は、子宮体がん患者の子宮温存による出産についての記者発表を行いました。
子宮体がんの多くは、子宮全摘出が必要となりますが、早期の場合は子宮を温存し黄体ホルモン療法を行っています。しかし、この治療法には幾つかのリスクを伴います。
今回の例は、陽電子放射断層撮影装置(PET)撮影での検査方法を用いて診断することで、従来の子宮を傷つけるリスクや身体への負担を軽減し、治療が進められました。この検査・診断方法を子宮体がんに応用したのは本院が初めてです。
この度、治療を受けた女性が、無事女児を出産、退院したとの報告があり、吉田好雄教授は、今後もさらに研究を続け保険適用を目指したいと述べました。