子宮体癌の進行スピードをPET検査で予測する方法を開発したことについての記者発表を行いました
1月27日(水)、本院産科婦人科 吉田好雄 教授と山田しず佳 特命助教は、子宮体癌の進行スピードをPET検査で予測する方法を開発したことについての記者発表を行いました。
子宮体癌の治療では、悪性度が高い場合や転移リスクが高い場合、子宮全摘術や骨盤内のリンパ節の切除といった侵襲の高い手術が行われたり、術後の再発予防に向けて抗がん剤の投与が検討されます。
しかしながら、子宮体癌は早期がん症例が多く、実際には侵襲の高い手術を省略できるケースが含まれており、従来の検査では手術の必要性を正確に判断することは困難です。
本研究では、子宮体癌に多くみられる女性ホルモン受容体の発現を見る手術前のPET検査で、子宮体癌の進行スピードが判断できないかどうかを検討しました。これにより治療前に侵襲の高い手術が必要か、術後に抗がん剤を投与する必要があるかなど、子宮体癌の進行スピードをより正確に予測できる可能性があることが分かりました。