原子力規制委員会が本院の高度被ばく医療支援センターを視察しました
令和5年4月1日、本院は原子力規制委員会から全国で6番目、北陸では初の高度被ばく医療支援センターの指定を受けました。
平常時、同センターは、原子力災害医療に対応できる医師や医療従事者の育成、災害拠点病院や協力機関に対して専門的な教育研修等を実施しています。原子力災害時は、原子力災害拠点病院では対応できない高度専門的な治療や、二次汚染等を起こす可能性が高い被ばくを伴う傷病者の診療を行うとともに、拠点病院に対し専門家の派遣等を行います。
この指定を受け5月19日、同委員会の伴信彦委員ら一行は本院の同センターを視察しました。これまで本院で行ってきた被ばくに関する医療や教育などの説明を受けた後、緊急被ばく医療に対応する福井メディカルシミュレーションセンターやER等を見学しました。
上田孝典学長は「専門的な教育研修を行い、被ばく医療の充実に寄与したい」とし、これを受け伴委員は「北陸に高度被ばく医療の拠点ができたことに大変心強い。福井県内の原子力災害拠点病院と役割を明確にし、被ばく医療体制をより良いものにして欲しい」と話しました。