本学医学部卒業生より「書」が寄贈されました
6月27日、附属病院外来棟において、本学医学部第一期卒業生 石黒和守さん(石黒皮膚科クリニック院長・福井大学医学部同窓会 白翁会理事)からご寄贈いただいた 書「心」の除幕式を執り行いました。
除幕に先立ち、腰地病院長は、「無機質で味気がない外来空間のアメニティを向上させたいと検討していたところ、書のご寄贈のお申し出をいただき感謝申し上げます。外来空間の整備に最後の眼を入れる「入眼(じゅがん)の書」の寄贈となった。」と述べました。
石黒さんから「福井大学病院は福井県の医療の最後の砦となる大切な病院。卒業生として大学に愛着があり、その病院の支援ができないかと思っていた。福井大学病院が今後益々発展することを願っている。」と寄贈に至る思いを話されました。
続いて、作者の書家 西山 佳邨(かそん)さん(福井県出身)から書について「ありのままの心を表現しようと思い作品を制作した。美しい心、きれいな心、澄んだ心だけではなく、不安、苦しみ、悲しみ、さまざまな心模様を紙に閉じ込めた。ありのままの自分の心を受け入れ、向き合って欲しいとの思いで最後の一画の墨を落とした。」と説明がありました。
書は外来ホールのエスカレータ前に展示されています。