外科手術体験セミナーを開催しました
12月21日、本院手術部において「外科手術体験セミナー」を開催しました。
全国的に外科医が不足する中、高校生に外科医の仕事や医療に関心をもってもらうことを目的に平成19年から開催しています。13回目となる今回は、県内11の高校から1年生48名が参加しました。
生徒たちは、コースディレクターの小練医師から外科医の仕事に関する講義を受けた後、手術室に移動し、電気メス・超音波メスを用いて鶏肉を切開する体験をはじめ手術用の糸を使った縫合・結紮体験、内視鏡手術の鉗子操作体験など7つのプログラムを体験しました。
初めて入る手術室や最新の医療機器に囲まれた生徒たちは緊張しながらも、医師らの指導を受け真剣に取り組みました。また、外科医師や看護師との懇談の場もあり、医療現場の話や医師としてのやりがいなどについて、活発な質疑応答が交わされました。
参加した生徒からは、「内視鏡を使って開腹せずに手術をすることを知り、技術の進歩に驚いた」、「福井大学医学部医学科を目指して勉強を頑張りたい」、「外科医になって多くの人を助けたいという気持ちがより強くなった」などの感想が寄せられ有意義なセミナーとなりました。