本院は国際交流の一環として海外から患者さんを受け入れています。
2013年8月に本学医学部とロシア医学アカデミーシベリア支部再建・移植外科研究センターは学術交流協定を締結しました。その目的の一つに医療協力があります。 学術交流協定締結後、本院での診療・手術・検査等を希望されるロシアからの患者さんの受入れを積極的に行っています。耳鼻咽喉科、脳神経外科でロシア人患者の手術実績がありますが、このたび泌尿器科で手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使用した手術が行われました。患者さんはロシアのイルクーツク市にあるレイルウエイ大学学長、コメンコ氏です。レイルウエィ大学は工学、経済系の大学で学生数3000人を有する西シベリア屈指の大学です。術後経過良好で1週間で退院されました。退院後、福井大学眞弓学長に面会され、両地区の大学、研究機関のますますの関係発展について和やかに懇談されました。この席で、ホメンコ学長は自身の入院体験を通して、附属病院のおもてなし精神(ホスピタリティ)、高度な医療技術(プロフェッショナリズム)、そしてすべての病院職員が有機的に活躍されていることに驚嘆と賞賛の言葉を述べられました。
これからも本院は海外からの患者さんの受入れや医療の国際協力に貢献していきます。