平成30年度原子力総合防災訓練に参加しました
8月25日、国が初めて行った原発同時事故の訓練に参加しました。
訓練は、関西電力の大飯原発と高浜原発で同時に事故が発生したという想定で行われ、本院では、大飯発電所からの放射性プルーム放出後に、おおい町役場付近で負傷し、汚染した可能性のある一般住民を受入れ、被ばく医療訓練を実施しました。
県からの患者受入れ要請の一報を受け、直ちに救急部処置室等をビニールシートで養生し受入れ現場を整えました。また、担当する医師らは、汚染防護用スーツに着替え、汚染拡大防止に努めました。
患者到着後は、緊張感が漂う中、丁寧に汚染検査、除染、処置を行い、無事、専門の診療科に患者さんを引き継ぎました。
今回は、他県の原子力災害医療チームも参加し、2名の患者さんを同時に受け入れての訓練となり、大変有意義なものとなりました。

県からの受入れ要請連絡の様子

受入れ現場の養生の様子

陰圧式エアーテント内の様子

患者搬入の様子