「抑制しない看護取り組み研修会」を開催しました

 11月15日、臨床教育研修センターで「抑制しない看護取り組み研修会」を開催しました。
 本院では、抑制をしない看護の取り組みを実施しています。今回の研修会では、各病棟における取り組みについて事例を挙げて報告しました。それぞれの現場で抑制をするかしないかのジレンマと戦いながらも、抑制しないことのリスクより、抑制しないことで守られる患者さんの尊厳を重視する考え方に変わっていった様子が発表されました。
 最後に認知症看護認定看護師より、「リアリティオリエンテーション」について話がありました。
 リアリティオリエンテーションとは、「現実見当識訓練」のことで、認知症を患うと自分が今置かれている日時や場所が判らなくなる見当識障害を起こしやすくなります。そのため、ベット上の患者さんから見える位置に時計やカレンダーを配置し、日時等の基本情報を繰り返し提供することで、認知症の進行を遅らせたり、コミュニケーション能力を高める効果があります。
 本院では、今後も患者さん自身の思いに目を向け、これらの取り組みを継続していきます。

 

カテゴリー

カテゴリー

アーカイブ

アーカイブ