医師等の勤務負担軽減
本院では、医師及び医療関係職員の業務内容・業務分担の見直し、本来の目的である医療従事に専念できる環境を整備するため、専任の人員を雇用し、事務的業務の負担軽減に取り組んでおります。
医師等の勤務負担軽減に関する具体的な取り組み
勤務負担軽減
予定手術前日における医師の当直の免除等の負担軽減体制を一部の診療科にて実施しています。
タスクシフティングの推進
- 看護師による静脈採血及び院内基準に基づく静脈注射の継続的な実施、患者総合支援センターでの看護師による入院支援、術前検査説明、薬剤師による服薬指導などを行い、医師の業務負担軽減を図っています。
- 看護師による特定行為(呼吸器関連、カテーテル管理、動脈採血及び術中麻酔領域)を実践することで、医師の負担軽減を推進しています。
- 医療従事者によってタスクシフトが可能な業務を抽出し、実践にむけて、その業務量に応じた人員計画を立案しています。
ドクタークラーク
各病棟に1名配置し、診断書の作成業務、電子カルテの代行入力業務、DPC管理的業務及び返書管理等を行い、医師の勤務負担軽減に取り組んでいます。
フロアアシスタント
病棟及び手術部に1名配置し、検査結果入力、伝票整理、検査の予約管理、入退院時患者対応などを行い、看護師の勤務負担軽減に取り組んでいます。
短時間正規雇用の医師の活用
特命職員の短時間雇用制度の導入に伴い、本院における女性医師の短時間雇用が可能となっています。
保育施設の充実
保育施設の定員は30名で、定員の範囲内で一時保育を実施しています。また、通常の開所時間に加えて延長保育、週2回の夜間保育、休日(土・日・祝日)保育を実施しています。
看護業務の軽減の検討
- 看護補助者に対する早出・遅出等の勤務者の拡大を図り、配膳・下膳・ケアセット回収や看護用具の洗浄等を実施しています。
- ボランティアが受診手続きの説明、受診科への案内及び車椅子の介助等の活動を行っています。
- 部署を超えての看護助手間での応援を行い、忙しさに合わせて協力し合える体制ができ、看護師の業務負担軽減が出来ています。
- 令和4年3月より夜間の看護補助者(ナイトアシスタント)20名の受け入れを行い、看護師の業務負担軽減に取り組んでいます。