TOPICS 01
プリセプター制度とはどう違う?
報告・連絡・相談をタイムリーに

私たちは入職した時からずっとPNSがある環境で働いているので、PNSがない環境は考えられないですよね。

マンツーマンで教えてもらうプリセプター制度もいいけれど、PNSはパートナーとなる先輩が変化するのがいいなと思っていて。入職2~3年目の方や役職があるベテランの方など、いろいろな先輩の考え方に触れられますから。

アセスメントも人によって視点が違うので、「ここを見なきゃいけないんだ!」っていう気づきが毎日ある。

大学病院は症例が多様なので、看護師としてスキルを伸ばしていくには恵まれた環境だけれど、その反面、気を付けないといけないことも多い。新人だからといって気を抜けないので、パートナーの存在は心強いです。

新人だと知識と経験が少ない分、どうしても視野が狭くなりがち。パートナーの先輩が私のケアを見て、「なんで、そうしたの?」とその場でタイムリーに指摘してくださると、ケアの根拠について深く考えるようになるんですよね。

病棟だと、1チームで10人以上の患者さんを受け持つこともあって、ケアをする優先順位の付け方が難しくて。パートナーの先輩が、どの順番で動くべきかをその場で示してくれると、理解しやすい。

患者さんへの声掛けにしても、パートナーのやり方が参考になるし、その場で評価してもらえると、より身になっていく感じがしますよね。

TOPICS 02
パートナーは頼れる存在だけれど、
頼りっぱなしじゃない!

学生の頃、看護体制の勉強もしていたのですが、「PNSって、パートナーに頼りっぱなしにならないかな?」という不安もあったんです。でも働いてみると、まったくそんなことはなくて。新人もチームの一員として認めてくれる雰囲気があって、「どうぜ、まだわかんないでしょ」みたいな感じは一切ないですから。

自分で考えるチャンスを持たせてくれる。ケア中、その都度、意見を求められるし、新人研修のうちは振り返りの時間もあるので、与えられるだけの存在にはなりえない。

先日、急に手の震えが出た患者さんがいて、パートナーの先輩に報告し、医師への報告の仕方を話し合ったことがありました。新人だからと言って意見しづらいことはないですし、むしろ積極的に動かないといけない。

新人も受け身にならず率先して動く、わからないことはパートナーに聞いてあいまいにしない。そんな働き方ができるようになりましたよね。

パートナーとの情報共有、相互確認は大事なので、いつも意識しています。カンファレンスでは患者さんの情報をどう報告するか、パートナーと話し合って決めているし、他のチームとの情報共有もスムーズです。

患者さんから情報を取り、共有し、医療チームに伝えるスキルが自然と上がっていきますよね。

TOPICS 03
来年は私たちが先輩パートナーに!
経験を生かして一緒に成長

私たちの病棟では毎日パートナーが変わるので、いろいろな先輩たちと仲良くなれるのもいいところですよね。

わかります!きっちり指導者が決まっていると、PNSみたいに幅広い年代の先輩たちとコミュニケーションができないですから。

入職したばかりの頃って、「なかなか馴染めなかったらどうしよう?」と不安になりがちですが、PNSのおかげですぐに周りと打ち解けられて。特に、年齢が近い2年目の先輩は私にとって心のよりどころ(笑)。わからないことがあれば、相談させてもらっています。

自分が先輩の立場になったら、後輩の学ぶ意欲をうまく伸ばしてあげたいな。話しかけやすいオーラを出して、質問しやすい環境をつくってあげたり。

先輩から学んだことを次へつなげていく。それがいい看護につながって、いい医療チームを築いていけるはず。患者さんのために頑張りたいですね。
