TOPICS 01

育休取得や時短勤務はスムーズ?
PNSと「ワークライフバランス」の関係

今、2人目の子どもの育児部分休業中です。PNSでパートナーがいると、なにかと効率的に動けて、時短勤務がしやすい。パートナーと患者さんの情報を共有しているので、申し送りもスムーズですし。

PNSがない時は、どんな働き方だったんですか?

看護師になって1~2年目はPNSがない環境で、1年目は指導の先輩が付いてくれたけれど、2年目からは基本的に単独で患者さんを担当していました。わからないことがあれば、時間がありそうな先輩に聞いて、ちょっと気を使っちゃったり。PNSだと、パートナーにその場で相談できて心強いです。

午後の看護に入る前に、リーダーが各チームの状況を見て、リシャッフル(業務調整)をしてくれるので、みんなで業務を乗り越えていく感じもあって。

チームを束ねるグループという枠組みもあって、各チームが受け持つ患者さんの情報をグループでも共有しているので、急に担当が変わってもとまどわない仕組みができているし。子どもが熱を出して急に休むことになっても、他の看護師に任せられます。

私も体調不良で休んだことがあったけれど、チームやグループで情報を共有しているので、安心感がある!情報を共有していない体制だとそうはいかない。自分がカバーする立場になることもあるので、休むことへの罪悪感を持たなくていいんですよね。

TOPICS 02

2人だからできること、
よりパーソナルなケアができる

患者さんの体位変換など2人で行ったほうが、安全に、早くできるケアもありますよね。患者さんの身体の負担が減らせるのもメリット。

1人がバイタルサインの測定や保清をしている間に、もう1人がベッドサイドでリアルタイムに記録が取れるので、効率的だし、残業も減りました。2人いると、心の余裕を持ってケアができるから、患者さんの些細な変化にも気づきやすい。アセスメント力も高まるし。

対応中にナースコールがなると、1人の時は大変でしたが、PNSなら1人がケアを続けて、もう1人がナースコールをした患者さんのところへ駆けつけられますよね。

私たちは消化器外科なので、人工肛門のパウチの装着や指導といった業務がありますが、そのノウハウを共有できるのもスキルアップにつながっている。

経験がものを言うというか、マニュアルどおりだけではうまくできない場面もありますから。そんな時、パートナーと知恵を出し合って乗り切れるのが、心強い。ただ、情報共有をしっかりしないと、というのはありますが。

情報共有は大事ですよね。PNSをスムーズに行うための基本。

以前はPNSがなかったので、情報を取っても自己完結していましたが、それではだめ。先生から指示をもらったら、パートナーに伝えてしっかり共有する。情報共有が面倒だと思うとPNSはうまく回らないし、それができてこそPNSはうまく回っていく。

TOPICS 03

対等なパートナーとして
支え合い、補完し合う

PNSは、後輩が先輩のケアを見て、お手本にできるというメリットがあるけれど、指導だけが目的じゃないんですよね。あくまで対等なパートナーで、支え合う、補完し合う、そして一緒に成長できるのがいいところ。

私は4年目なので、新人とも組むし、ベテランとも組むことがある。看護師としてのキャリアは先輩のほうが長いですが、消化器外科病棟勤務の期間は私のほうが長いので、消化器外科特有のケアや覚えるべきことを伝えて、フォローさせてもらうこともありますし。

それは本当に助かっています!どんなにキャリアがあっても、初めて勤務する科はわからないことがあるし、緊張するもの。PNSならパートナーと一緒にケアをして、わからないことはタイムリーに指導してもらって覚えていける。その点はメリットしかないです。

どこの科へ行ってもPNSがあるので、環境に馴染みやすいし、スキルを効率的に吸収できる。新人にとってはもちろん、キャリアを積んだ看護師にとっても成長を後押ししてくれるいい体制です。今後、循環器など他の科も経験したいので、PNSがあって良かったと思います。

私も看護師としてのスキルを上げていきたい。福大病院は「スキルアップしたい」「専門性を高めたい」といった看護師にとって、恵まれた環境なんじゃないかな。

看護師を目指す皆さんには、大学病院で働くという道をぜひ選択肢に入れてほしいです。スキルアップできるって楽しいですから!