甲状腺外来
目的
甲状腺疾患は女性に多く見られ、動悸・体重変化・倦怠感などの症状から生活の質に影響を及ぼすことがあります。当院では、甲状腺疾患に対してより専門的・効率的な診療体制を提供するため、「甲状腺外来」を開設いたします。内科的管理が必要な甲状腺疾患を中心に診療を行い、適切な治療と継続的なフォローアップを提供いたします。
対象疾患
当外来では、主に以下の内科的な甲状腺疾患を対象とします。
- 甲状腺機能亢進症(例:バセドウ病)
- 甲状腺機能低下症(例:橋本病、慢性甲状腺炎)
- 甲状腺ホルモン異常
- 甲状腺腫(健診で指摘された場合など)
- 不妊に関連した甲状腺疾患
*甲状腺疾患は女性の不妊症にも影響を与えることがあり、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や甲状腺機能低下症(橋本病)が不妊の原因となることがあります。甲状腺ホルモンの調整を行うことで、妊娠率の改善が期待できる場合があるため、不妊治療中の患者様や妊娠希望の患者様に対して、甲状腺疾患の有無を評価し、適切な治療を行います。
診療内容
診療の流れ
- 問診・身体診察
- 血液検査(甲状腺ホルモン、抗甲状腺抗体など)
- 甲状腺超音波(エコー)検査
- 薬物療法や他療法の提案
診療内容
腫瘍性病変(甲状腺結節や癌が疑われる場合)の場合には、耳鼻咽喉科・頭頸部外科にご紹介いたします。
対象となる方
- 健康診断で甲状腺異常が指摘された方
- 動悸、倦怠感、体重の増減、発汗などの症状がある方
- 甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)のフォローアップが必要な方
- 不妊治療中または妊娠希望の方で、甲状腺疾患の有無を確認したい方
診療時間
水曜⽇ 14:00~16:00
診療科
内分泌・代謝内科(検査部)
担当医等
佐藤さつき、岩村菜々美