子どものこころ診療部

「子どものこころ診療部」は、子どもの「こころの発達」やその問題の診断・治療・支援を専門とする、全国でも数少ない診療部門です。発達のひずみ・アンバランスにより困り感、生きづらさを抱える子どもたちとそのご家族のため、小児科、神経科精神科、地域医療、教育、福祉とも連携しながら、最新・最適の医療を提供し、子どもの「育つ力」「立ち直る力」を支援しています。

診療体制・治療方針

発達小児科学、精神・神経科学、脳科学、心理学、教育学、疫学などさまざまな分野の最新の研究の知見に基づきながら、一人ひとりの子どもとご家族に寄り添った診療を行います。原則的に入院による診療は受け付けておりません。

受診までの流れ

得意とする分野

次のような発達障害やその二次障害とよばれるさまざまな「子どものこころ」の問題について、それぞれのライフステージに応じた包括的な支援を行っています。

  1. 自閉スペクトラム症(ASD)(広汎性発達障害(PDD))
  2. 注意欠如/多動症(AD/HD)
  3. 学習障害(LD)
  4. 不器用・発達性協調運動障害(DCD)
  5. チック・トゥレット障害
  6. 小児心身症(過敏性腸症候群など)
  7. 不登校・ひきこもり
  8. 不安障害・強迫性障害
  9. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)、反応性愛着障害(RAD)
  10. 身体化障害
  11. 解離性障害
  12. 子どものうつ状態・うつ病
  13. 乳幼児・学童期・思春期の睡眠障害
  14. 小児型慢性疲労症候群
  15. 抜毛/脱毛・吃音・緘黙・遺尿など

高度医療

現在の診断・治療法の中で最適なものを提供するだけでなく、病態の解明および新しい診断・治療法の開発に力を入れ、「子どものこころの発達」支援に還元できるよう、精力的に取り組んでいます。なお、現在行っている治験や臨床研究については医学研究支援センターにお問い合わせください。

症状・対象

以下のような子どもの気になる行動や発達の問題があれば当診療部を受診してください。

「落ち着きがない」「忘れっぽい」「指示がわからない」「対人関係が苦手」「集団行動がうまくとれない」「こだわりが強い」「言葉の発達の遅れ」「学習のつまずきや遅れ」「字が汚い、不器用、運動が極端に苦手」「発達障害ではないか」「チックがある」「学校へ行けない」「頭痛、腹痛、嘔気をよく訴える」「朝起きられない」「昼夜逆転している」「人混みが苦手」「汚れや回数を極端に気にする」「気分が落ち込む」「イライラしている」など

主な検査と説明

一見、発達や「子どものこころ」の問題に見えても、身体の病気が原因で外から見ると同じような行動をとることがあります。身体疾患がないか最低限の検査を進めるとともに、子どもの特性を把握し、苦手な部分だけでなく得意なところ・長所を見つけるためにさまざまな認知に関する検査を行います。

  1. 発達・知能検査(WISC-IV、WAIS-III、田中ビネー等)
  2. 人格検査・心理検査(SDS、音読検査、K-ABC等)
  3. パソコンを用いた持続処理課題(CPT)
  4. MRIなど画像検査
  5. 脳波検査
  6. 血液検査
  7. 顔テレビを用いた視線計測

受診までの流れ

完全予約制です。当診療部の受診を希望される方は以下の流れをご参照ください。お子様の症状についての御相談はメールや電話等でお受けすることはできませんのでご了承ください。

STEP1 受診対象

当診療部は原則0〜18歳未満(具体的には高校3年生の夏休み前まで)の方を初診の対象としており、初診の際にはお子様自身が受診する必要があります。
摂食障害(拒食症・過食症)の方、興奮症状を伴い暴力を認める方、自殺の危険のある方については、当診療部では入院施設がなく、また、夜間休日の対応が困難なため、初診の受付を扱っておりません。

STEP2 地域医療機関の受診

当診療部を受診するためには医療機関(お近くのかかりつけ医など)からの紹介状が必要です(心理士や学校の先生等からではなく、医師からの紹介が必要です)。受診した医療機関から福井大学医学部附属病院の地域医療連携室に紹介状をFAXで送っていただくようにお願い致します。

STEP3 問診票、質問紙の記入

当診療部の初診の予約日時について、紹介元の医療機関からお知らせがあります。当診療部からご家庭に問診票、質問紙を郵送しますので、案内に従って、初診時までに記入をお願い致します。

STEP4 初診

初診の際はお子様と一緒にお越しください。この時、必ず保険証・母子手帳(中学3年生までは「子ども医療費受給者証」も)をお持ちいただくようお願い致します(他機関での心理検査結果等があれば、そちらもお持ちください)。

※お子様が一緒に受診できない場合は、家族相談料が必要(自費診療)です。この場合は1回のみの受診で、以降の定期的なフォローアップを行うことができませんので、ご了承ください。また、この場合もお子様(STEP1の受診対象参照)に関する相談を対象としております。家族相談のみをご希望の場合、まずは当診療部(病院代表 0776-61-3111)へ直接ご相談ください。

受診の流れと注意事項

STEP1:受診対象

  • 0〜18歳(高3の夏休みまで)
  • 初診時はお子様と一緒に受診
    摂食障害、激しい暴力、自殺企図は初診対象外

STEP2:地域医療機関の受診

  • 医師に当診療部あての紹介状を書いてもらう
  • 受診した医療機関から福井大学病院の地域医療連携室へその紹介状をFAXで送ってもらう

STEP3:問診票、質問紙の記入

  • 受診した医療機関からの初診予約日時のお知らせ
  • 自宅に郵送された問診票・質問紙に記入

STEP4:初診

  • お子様と一緒に受診
  • 保険証・母子手帳を持参

よくあるご質問

1. 受診するにはどうしたらよいでしょうか?

「受診までの流れ」に詳細が記載されていますので、そちらを御覧ください。

2. 対象となる年齢は?

当診療部は原則0〜18歳未満(具体的には高校3年生の夏休み前まで)のお子様を初診の対象としています。

3. 県外からの受診でも可能でしょうか?

可能です。ただし、定期的な通院治療を必要とすることも多く、症状にもよりますが、月に1回程度は通院できる範囲が望ましいと考えられます。

4. 紹介状はどこの病院に書いてもらえばよいでしょうか?

これまで通院されていた医療機関があれば、経過がわかるため、そちらで書いていただくのが望ましいです。しかし、紹介状を書いていただくのが難しい場合や、これまで通院してきた医療機関がない場合には、お近くの医療機関(小児科や精神科等)を受診し、紹介状を書いていただくようにしてください。なお、心理士や学校の先生等からの紹介ではなく、医師からの紹介が必要です。

5. 本人(子ども)が受診できませんが、よいでしょうか?

原則として、初診時はご本人も受診していただく必要があります。どうしても受診ができず、ご家族のみで受診される場合は、家族相談料が必要(自費診療)です。この場合は1回のみの受診で、以降の定期的なフォローアップを行うことができませんので、ご了承ください。また、この場合もお子様(STEP1の受診対象参照)に関する相談を対象としております。家族相談のみをご希望の場合、まずは当診療部(病院代表 0776-61-3111)へ直接ご相談ください。

6. ◯◯の症状ですが、受診した方がよいでしょうか?定期的に通院しないといけませんか?

実際、診察をしてみないとお答えすることが難しい御質問です。定期的な通院が必要な場合もあれば、そうでない場合もあります。当診療部への受診・御相談を希望される場合は、「受診までの流れ」に沿って手順をすすめていただくようにお願い致します。

部長・スタッフ紹介

友田 明美

部長・教授
友田 明美
専門領域 小児発達・小児神経
森本 武志

副部長・准教授
森本 武志
専門領域 児童精神医学
客員教授 杉山 登志郎 児童青年精神医学
教授 松﨑 秀夫 児童精神医学(発達障害)
教授 小坂 浩隆 児童精神医学・画像診断
准教授 鈴木 太 思春期・青年期・情緒障害
講師 川谷 正男 小児神経・発達
特命助教 滝口 慎一郎 小児神経・発達
特命助教 水野 賀史 小児発達・小児神経
心理士 藤岡 徹 心理カウンセリング
心理士 牧野 拓也 心理カウンセリング
心理士 篠崎 志美 心理カウンセリング

外来診察予定

完全予約制

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 【初診・再診】
水野 賀史
〔小児発達〕
〔小児神経〕

鈴木 太
〔思春期・青年期〕
〔情緒障害〕

梅田 亜沙子
篠崎 志美
〔心理士〕

【初診・再診】
滝口 慎一郎
〔小児発達〕
〔小児神経〕

【再診】
鈴木 太
〔思春期・青年期〕
〔情緒障害〕

藤岡 徹
牧野 拓也
篠崎 志美
〔心理士〕

【初診】
杉山 登志郎
(月1回)
〔児童精神〕

【初診・再診】
松崎 秀夫
〔発達・神経・心身症〕

滝口 慎一郎
(第2・4週)
〔小児発達〕
〔小児神経〕

水野 賀史
(第1・3週)
〔小児神経〕

片山 智子
〔児童精神〕

篠崎 志美
〔心理士〕

【初診】
森本 武志
〔児童精神〕
〔情緒障害〕

【初診・再診】
滝口 慎一郎
〔小児発達〕
〔小児神経〕

荒井 彩也香
牧野 拓也
〔心理士〕

【初診・再診】
友田 明美
〔小児発達〕
〔小児神経〕

【再診】
森本 武志
〔児童精神〕
〔情緒障害〕

河村 佳保里
篠崎 志美
〔心理士〕

午後 【初診・再診】
小坂 浩隆
〔児童精神〕
〔画像診断〕

鈴木 太
〔思春期・青年期〕
〔情緒障害〕

川谷 正男
〔神経〕
〔発達〕

梅田 亜沙子
篠崎 志美
〔心理士〕

【初診・再診】
友田 明美
〔小児発達〕
〔小児神経〕

鈴木 太
〔思春期・青年期〕
〔情緒障害〕

藤岡 徹
牧野 拓也
篠崎 志美
〔心理士〕

【初診・再診】
松﨑 秀夫
〔神経〕
〔発達〕
〔心身症〕
【初診・再診】
森本 武志
〔児童精神〕
〔情緒障害〕

水野 賀史
〔小児神経〕

荒井 彩也香
牧野 拓也
〔心理士〕

【初診・再診】
森本 武志
〔児童精神〕
〔情緒障害〕

河村 佳保里
篠崎 志美
〔心理士〕

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