病理診断科/病理部

組織診標本(生検・外科病理・術中迅速)と細胞診標本を作製し、病理診断および細胞診断を行っています。

診療体制・治療方針

病理診断科/病理部所属の病理医10人と技師6人の他に病理学講座所属の病理医・技師の支援を受けて院内および院外の病理診断、細胞診断を行っています。通常の染色(それぞれHE染色およびパパニコロウ染色)以外に、必要に応じて特殊染色や免疫染色を行い、客観的かつ質の高い病理・細胞診断を常に心がけています。

先端機器

遠隔病理診断( テレパソロジー) を行っています。平成12年から、ISDN回線で病理部と舞鶴共済病院がつながっており、舞鶴共済病院で作製された凍結切片を遠隔操作することで遠隔迅速病理診断を行っています。また、平成26年からはインターネット回線を使用することにより以前より迅速に診断することが可能となっています。遠隔病理診断に関しては他の関連病院との連携も視野に入れています。
平成29年2月には組織切片自動薄切装置 AS-410(大日本精機株式会社)を導入し、作業効率の向上が期待されます。
平成31年2月には高速・高解像度バーチャルスライドスキャナNanoZoomer S60が導入されました。組織診・細胞診のガラススライドの画像情報をデジタル化し、病理診断・細胞診断はもとより、臨床病理検討会(CPC)にも使用しています。また、AIの研究用にも使用可能となっています。


高速・高解像度バーチャルスライドスキャナ NanoZoomer S60(浜松ホトニクス社)

主な検査と説明

院内の病理診断および細胞診断が主体ですが、他院標本の病理・細胞診断も行っています。他院標本で返却が必要な標本に関しては前述のバーチャルスライドシステムを用いて、デジタル画像として保存しています。


組織切片自動薄切装置 AS-410(大日本精機株式会社)

部長・スタッフ紹介

今村 好章
科長・部長・准教授(診療教授)
今村 好章
専門領域
診断病理・甲状腺腫瘍病理・唾液腺腫瘍病理
特命助教 樋口 翔平
特命助教 山口 愛奈
医員 八田 聡美
医員 木村 純也
医員 村元 暁文
医員 米元 菜採

学会等認定制度による施設認定

学会等名 事項
日本病理学会 病理専門医制度研修認定施設B
日本臨床細胞学会 教育研修施設・認定施設

診療科・部門のご案内

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